どれみふぁみこん(・ω・)「ぽんきちの秘密基地」

ひっそりとプレイしたゲームを保管する場所だったりします。

らんま1/2 打倒、元祖無差別格闘流!

らんま1/2 打倒、元祖無差別格闘流!
メサイヤから発売されたアクションゲームです。
機種:PCエンジン(SUPER CD-ROM²)
 
水をかぶると女の子になってしまい、お湯をかぶると男の子に戻るという体質の早乙女乱馬が様々な人物などと戦いを繰り広げていくアクションゲームです。
高橋留美子氏原作によるらんま1/2をゲーム化したものみたいですね。
話の内容などは、90年12月に発売された「らんま1/2」の続編的位置づけみたいです。
 

 
・ゲームはサイドビューで1対1の対戦型格闘アクションゲームとなっています。
 
 
・残機制でライフの概念があります。
制限時間はありません。
 
 
・主人公の攻撃はパンチやキックなどが中心ですが、ステージによってはボールを投げたりこん棒を使用するステージもあったりします。
 
 
・セレクトボタンを押すことによって、乱馬(男)↔らんま(女)にチェンジすることができます。
ステージよっては変更できないステージもあります。
 
 
・必殺技を使うことができます。
2ボタンを押し続けるとライフのゲージがあるところに別なゲージが被さるようにして溜まっていきます。
ゲージが溜まったときに離すと必殺技を出すことができます。
 
 
・博打王キングという人物が登場するときがあります。
ステージ終了後にキングという人物が登場してくるときがあって、カードゲームをするかどうか聞かれます。
カードゲームはババ抜きと同じになっています。
勝利すると残り残機数であるクレジットが2つ増えて、負けると1つ減ってしまいます。
 
 
・コンテニューがあります。
回数に制限はないようです。
ゲームオーバーになったときにはパスワードが表示されます。
 
 
・「熱湯モード」というものがあります。
登場するキャラクターを使用したりして対戦することができます。
また、本編とは違い、3回戦で2回勝ったほうが勝利となります。
 

 
ゲームの難易度としては、複雑な技の出し方などもないので優しいほうだとは思いますが、最後のほうだけ極端に難しくなっていますね。
パスワードが表示されるので、何度も挑戦すればクリアできるかな、という感じのゲームではあるかと思いました。
 
メインとなるストーリーモードを遊んでみて感じたことをまとめました。
 
 
➀乱馬とらんまでどちらで戦うか悩むところです。
 
ステージによって違いがあるのですが、セレクトボタンを押すことによって乱馬↔らんまにチェンジすることができるようです。
 
乱馬とらんまで能力的な違いがあるようでして、戦う相手によっては使い分けると戦いやすかった相手もいました。
 
らんまの方が移動スピードやジャンプ力など良いようでして、相手との間合いを取りたいときや詰めたいときなどやりやすかったりはしたのですが、十字キーの斜め下+1ボタンで回転しながら素早く移動できるので、攻撃力などある乱馬の方が使いやすいのではないかな、とも思いました。
 
乱馬とらんまで戦って勝利したときのビジュアルシーンでの姿など変わるので、好みでチェンジしてプレイしても全然差し支えないとは思います。
 
 
➁防御の使い分けは大事だと思いました。
 
相手の向いている方向と逆の方向へ十字キーを入れると防御することができます。
 
防御すると完全にガードすることはできないみたいでして、ライフをいくらか削られるようです。
 
防御ばかりに専念しているといつの間にかライフがなくなっていることもありました。
 
 
➂必殺技を当てるのにちょっと工夫しないと当てづらかったです。
 
本編ストーリーで乱馬、らんまを使用したときになるのですが、必殺技である火中天津甘栗拳が使いやすい必殺技だったのか、と思えばそうでもなかったです。
 
相手との距離が近いところで出さないと当てることができなかったのと、当ててもさほどダメージを減らすことがなかったので、ゲージを溜める時間を要するほどの強さがなかったのと使い勝手を見ると、微妙な必殺技だとは思いました。
 
ストーリーの進行に応じて、飛龍昇天破を覚えるのですが、こちらも相手との距離が近いところで出さないと当たらなかったりするのですが、こちらは強力なので使い勝手は良かったです。
 
 
➃八宝菜がすこぶる強かったです。。。
 
ストーリーモードでは、八宝菜と戦う機会が一番多いでしょうか。
 
3回ほど対戦することになるのですが、対戦する度に八宝菜の体力など増えていてパワーアップしていますね。
 
最後に登場するときはラスボス的存在となっているのもあってか、ライフがかなり多く、乱馬(らんま)とのライフ差があまりにもあるためにかなりの苦戦を強いられます。
 
しかも、この八宝菜なのですが、2回目以降の対戦のときから下段攻撃をすると投げられてしまうので、下段攻撃ができないんですよね。。。
 
八宝菜の背丈も低く、通常の攻撃も当てにくいことからなかなかライフを減らすのも難しいです。
 
しかも、爆弾を投げてきたりと広範囲に広がる攻撃も駆使してきてとにかく不利な状況が多く、最後に登場する八宝菜戦では苦戦必至です。
 
何回か攻撃を当てて、飛龍昇天破で決着をつけるようにしないとなかなか倒せなかったですね。。。
 
最後のほうだけとにかく難しかったですよ。。。
 
 
➄博打王キングとの戦いをどうしようか迷うところです。
 
キングとの戦いはカードバトル、というかババ抜きになっているんですね。
 
ババ抜きですので、特に難しいカードゲームではないのですが、運による要素が強いと思いました。
 
特にババであるJokerを引いてしまうと、毎回シャッフルはされるものの上手く取らせる手段などないようなので運によるものは大きいと思いました。
 
ところで、最後にラスボスである八宝菜を倒すと博打王キングが家に乱入して来てカードバトルを連戦するようになるのですが、ここでの戦いの中ではキングがJokerを持っているカードを選択しようとカーソルを合わせると顔の表情が笑ったりするときもあるので、ここでの戦いでは優しくなっているときがありましたね。
 

 
ゲームとしては、前作ではサイドビューのアクションゲームでステージのボスとしてらんま1/2に登場するキャラと格闘ゲームのように対戦する方式でしたが、今作では1対1の格闘ゲームばかりとなっていて前作と比較するとちょっとボリューム的に少なくなったと感じました。
 
ビジュアルシーンでも乱馬とらんまで勝利したときのビジュアルの違いの多くは乱馬であるからんまであるかの違いで台詞などはあまり変わらないビジュアルが多かったのも前作と比較したときにボリューム感は少なくなったと感じました。
 
ですが、博打王キングの登場により、ババ抜きを楽しみながら残機数を増えたり減ったりするギャンブル性があるところは面白いところでもあったかと思いました。
 
格闘ゲームあるあるかと思うのですが、コマンドが複雑化していて出し方を覚えるまで苦労する、というものもないと思います。
 
どのキャラを使用しても必殺技の出し方なども一緒なので、難しくはないと思いました。
 
格闘ゲームが得意な人にとっては優しいゲームかな、と思うゲームでもあるのですが、格闘ゲームに不慣れな人にとってもプレイし易い環境が整っているところは良かったのではないでしょうか。
 
前作の良かったところを受け継いでいるとも思える作品で、このゲームもらんま1/2の世界観を十分に楽しめるゲームとなっていますね。