魔法の少女シルキーリップ
日本テレネットから発売されたアドベンチャーゲームです。
機種:メガCD
女王候補として選ばれた少女リップが人間界へ修行しに行くアドベンチャーゲームです。
・ゲームはトップビューのRPGのようにフィールドマップが用意されていて、主人公であるリップを操作しながら進めるようになっています。
・Cボタンを押すことによって画面右上にアイコンが表示されます。
アイコンの中には「はなす」「しらべる」「考える」「道具」が集約されています。
・「道具」のアイコンを指定するとサブアイコンが表示されます。
サブアイコンの中には道具を使用するものなどが集約されています。
メガドライブのアイコンを指定すると歩くスピードを変更することができます。
・魔法のペンダントを使うことによって魔法を使うことができます。
基本的に魔法はイベントなどがあるときに使うようになっています。
・会話モードというものがあります。
誰かと話すときにイベントがあるときにリップと話す相手がアップで表示される画面に切り替わります。
会話モードでは「怒り」「哀しみ」「喜び」の選択肢が出るときがあります。
リップには「喜」「怒」「哀」のパラメーターが設定されていて、この会話モードで選んだ選択肢によってゲージの増減が変化するようになっています。
パラメーターのゲージがなくなってしまうと、それに対応した選択肢を選ぶことができなくなっています。
また、この会話モードで選んだ選択肢によって評価ポイントが増減するときがあります。
・戦闘モードというものがあります。
戦闘モードは一般的にあるRPGの戦闘のようにコマンド選択して戦うような内容になっています。
「考える」というコマンドを使用することによってMPが回復するようになっています。
・リップにはパラメーターが設定されています。
体力がゼロになってもゲームオーバーになることはありません。
魔導レベルというものが設定されていて、ゲームの進行状況によってレベルが上昇するようになっています。
レベルが上がると魔導力の上限や使える魔法の種類が増えていきます。
・TVアニメのように1話ずつ進行していき全部で11話構成となっています。
1話終了ごとにリップのパラメーターのチェックや「喜」「怒」「哀」の感情パラメーターの値をリセットすることができます。
ゲームの難易度としては、優しいほうではないでしょうか。
全部で11話あるのですが、安心して最後までプレイできるようになっています。
遊んでみて感じたことをまとめてみました。
➀各シナリオごとに立てるべきフラグは少ないと思いました。
行くべきところや調べるところなど会話の中に入っていることが多いので、次に何をすべきか、というものがわかりやすくなっています。
誰かと会話することによってフラグが進行するようになっていることが多いので、ゲーム内の登場人物を把握しておけば詰まることは少ないかと思いました。
➁会話モードが中心になるゲームです。
会話モードは結構頻繁に出ます。
で、この会話モードなのですが、選んだ選択肢によって評価ポイントが増えたりすることがあるんですね。
あんまり偏った選択肢ばかり選んでいると会話モードで選択肢を選べなくなるときがあって、評価ポイントに影響を及ぼすことがあるんです。
ゲームの進行状況によってライバルが登場してきて、評価ポイントによって女王になれるかどうかが決まるようなんですね。
ですが、感情値は魔法を使ったり、各シナリオの最後にリセットすることができるのでやり過ごすことができます。
ですので、感情値の増減はあまり気にすることもない気がするんですよね。
➂戦闘モードがあるのですが。。。
戦闘モードがあるときがあったりするのですが、なんだか勝てない気がするんですよね。。。
そもそもリップが攻撃するときは相手にダメージを与えることができなかったり、与えたとしてもわずかだったりと、「これって勝てるのかな。。。」と思ってしまいます。
別に戦闘モードで負けたとしてもゲームは進行するので、気にするレベルではないのですが、いつも負けてばかりいるのも解せない感じがしました。
リップは修行中の身なので仕方がないのはわかるのですが。。。
ゲームとしては、各シナリオごとにオープニング、アイキャッチ、エンディングなどもあって、まるでTVアニメを見ているかのように進行していくので楽しくゲームを進行することができます。
ストーリーの内容が魔法少女が人間界で修行ということで、リップという一人の少女の存在を地上にいる人間の記憶に刷り込んで学校生活を送るという、どこかで見たことがあるような魔法少女のアニメにそっくりな内容でしたが、ゲームを進めれば進めるほど魔法少女リップという存在にハマってしまい、非常に面白かったゲームでもありました。
ライバルが登場したり、ガキ大将のような同級生、そしてその子分とユニークな登場人物がいたりするところも面白かったです。
また、晴れて女王に任命されたときは受け入れるか人間界に行くかどうかの選択をすることができるようなのですが、選択の違いによってどちらでも良かったと言えるようなエンディングになっているところが好感が持てました。
起用されている声優陣も豪華でして、かなり気合の入ったゲームでもあったかと思います。











