セガから発売されたアクションロールプレイングゲームです。
機種:メガドライブ
ホームパーティーで出前を頼んだところ料理の代わりに変なアーマーが入っていたようです。
そのアーマーはスーパーエナジーコンバットアーマーというものらしく普通の人間の何十倍もの力を引き出す戦闘服だったようです。
ひょんなことからレンタヒーローという使命を背負ってしまった一人の青年の勇気と感動の物語、という内容みたいです。
・ゲーム画面は町の中など移動するときはトップビュー画面になっています。
・主人公には名前を入力することが可能です。
何も入れなかったときは「やまだたろう」となるようです。
・各町へ移動するときは列車を利用します。
ゲームの進行と共に行ける場所が増えていきます。
・移動中のコマンドでは「はなす」「どうぐ」「つよさ」「しらべる」のの他に「へんしん」というコマンドがあります。
・「へんしん」コマンドを選択することによってレンタヒーローへと変身することができます。
レンタヒーローに変身すると主人公の移動スピードが上がる他に戦闘中に使える技が増えたり、攻撃力、防御力、ジャンプ力などの数値が上昇するようになっているようです。
また、レンタヒーロー中にこのコマンドを選択すると変身を解くことができます。
・レンタヒーロー中に歩いたりするとバッテリーが減っていきます。
バッテリーはBTという項目で数値化されています。
バッテリーがなくなるとレンタヒーローに変身することができなくなります。
バッテリーの回復は乾電池を使用したりすると回復できます。
・戦闘方法はサイドビューの格闘アクションとなっています。
戦闘画面では主人公のHPやBTなど表示されています。
基本的に逃げることができなくて主人公か敵のどちらかのライフがなくなった時点で戦闘終了となるようです。
・戦闘で負けた場合は病院に運ばれてしまい、そのとき所持しているお金の半分を治療費として負担するようになっています。
・レンタヒーローになるためのコンバットアーマーはレンタル料として支払い期限が近づいたときに銀行からレンタル先のSECAにレンタル料を支払わないといけないシステムになっています。
銀行に預金がある場合は自動引き落としになります。
なお、期限が過ぎてから支払う場合は延滞金として通常料金の25%が割り増しになります。
・銀行へ行くと「寄付」というコマンドがあります。
SECAに寄付をすることによってコンバットアーマーを強化したりすることが可能です。
また戦闘中に使える特殊武器を扱うことができたりします。
ちなみに、特殊武器を使うにはバッテリーがないと使うことができません。
・ゲームの流れとしては仕事の依頼を解決して、その報酬を依頼者から受け取ったりする内容となっています。
仕事の依頼は自宅にある高性能パソコンであるミューに話しかけることで確認したりすることができます。
ゲームのセーブも自宅にあるミューに話しかけるとセーブできます。
RHブレスレットという物があればどこでもミューの代わりをしてくれます。
ゲームの難易度としては、難しいほうではないでしょうか。
遊んでみて感じたことをまとめてみました。
➀お金が重要なゲームだと思いました。
基本的に主人公にレベルという概念はありません。
コンバットアーマーを強化することによってHPの最大値を上げたり、エナジータンクを使用することによってBTの最大値を上げたりして主人公を強化していきます。
強化していくのには寄付しなくてはならず、お金に余裕があるときでよさそうな気がするのですが、回復アイテムであるドリンク類や乾電池などを購入しないといけなかったりとアイテムの重要性も高いです。
そして、レンタル料を支払わないとどうしようもないので、とにかくお金がないと辛いゲームです。
コンバットアーマーを強化していくのにはSECAに寄付しなくてはならず、お金に余裕がないとできなかったりするので、どこで稼ごうか、またはいつ寄付しようか、というものも考えてプレイしないといけなかったりもしました。
➁戦闘を上手く戦わないとどうしようもないです。
当たり前と言われればそれまでですが、戦闘で受けるダメージ量が多いと回復に費やすお金もかかってしまうためになかなかお金を貯めることができません。
乾電池を節約しようと普通の状態で歩いて敵とのエンカウント待ちをしようとしてもなかなか勝てないこことが多いです。
というのも、普通の状態だとジャンプキックが出せないようなんですよね。
何回やっても出せなかったです。
このゲームでパンチを連続で当てるのは難しいんですよ。
ジャンプキックが一番当てやすいと思うのですがレンタヒーローに変身しないと出せないようなんですね。
攻撃力や防御力なども上昇することから、レンタヒーローに変身して戦闘をこなさないとなかなか勝てない&お金稼ぎなどはし辛いところはありました。
また、戦闘では逃げることができないためにどんな敵が出現してもいいようにレンタヒーローに変身して移動することが多かったです。
お金の比重も大きいゲームですが、戦闘による結果によって持ち金に影響を与えるので戦闘にかかる比重も大きいゲームです。
➂戦闘で負けると結構辛くなるゲームだと思いました。
ゲームを進行するためにレンタル料も支払わなくてはならず、普通の状態で敵を戦えるほど強くもないので、戦闘で負けてしまった場合はリセットしてセーブしたところからやり直したりもしたことがありました。
ですので、こまめにセーブする機会は多かったゲームでもありました。
➃飛び道具系を所持している敵は結構手強かったです。
特にピストルでしょうか、懐に飛び込むまでに何回かダメージを受けることが多いので、無傷で倒すというのは一番困難でした。
下手するとやられます。。。
逃げることができないために苦手な敵キャラと遭遇したときでも倒せるだけの地力をつけておくのと、敵の行動など覚えてくおかないと結構辛いゲームだとも思いました。
➄所持金に余裕が出てきたら、なるべく預金するほうが良いと思いました。
というのも預金しておけばレンタル料は自動引き落とししてくれるんですよね。
支払いが近づいてきたがためにわざわざ銀行へ足を運ばなくてはならず、移動中に敵と遭遇することもしばしばあって面倒と感じることもありました。
ストーリー内容がパロディー色が強く、時代も現代に近い設定で入り込みやすい内容でした。
ヒーローという設定ですが、ヒーローというキャラを維持するためにお金を工面する苦労が絶えないところが妙に親近感があった内容でもありましたが。
誰しもがヒーローになってみたい、と一度は思ったことがあるかとは思いますが、実はヒーローってこんなに大変なお仕事なのですよ、という現実的なものを知らせてくれたゲームでもあったと思いました。
シュールな内容で、当時では斬新なアイデアなどたくさん盛り込んであったゲームでもあったと思います。









