メルヘンヴェール
サンソフトから発売されたアクションゲームです。
フェリスクの王子は魔法使いの呪いによってヴェールという姿に変えられてしまいました。
姫のもとへ帰るために様々な冒険を繰り広げる、という内容みたいです。
・ゲーム画面はトップビュー方式です。
・ステージは8つ、各シーンごとに構成されています。
また、ビジュアルステージという絵と文章で構成されているものが用意されていて、アクションステージに突入する前にゲーム内容を把握することが可能になっています。
なお、ビジュアルステージではアドベンチャーゲームによくあるコマンドを選択してフラグを立てるなどの作業は必要ないみたいです。
・ライフ制で、残機はありません。
ライフが全てなくなるとゲームオーバーになります。
・崖に落ちるとミス扱いとなりゲームオーバーとなります。
ただし、Bボタンを連打することによって崖から這い上がることが可能です。
落ちた場所によってはBボタンを連打しても這い上がることは不可能です。
・必要なアイテムを取らないうちに特定の場所に入るとミス扱いとなりゲームオーバーとなります。
シーン1の夜の面やシーン5にある海などはアイテムを取らないうちに入るとミス扱いとなります。
・特定の敵を倒すと妖精が出現することがあります。
妖精を4つ集めるとハート(ライフ)の最大値が1つ増えます。
・地形によって歩くスピードなど影響が出ます。
アイテムを取ることによってその効果を無効にすることが可能です。
・マップ内にある岩や木は壊せるものもあって、壊すとアイテムが出現したりします。
中には敵が出現する場合もあります。
アイテムはライフを回復したり、主人公を強化したりする物など効果が様々です。
中にはゲーム進行上必要なアイテムも存在しています。
・マップ内には井戸があります。
入ると前のシーンへと行くことが可能です。
ただし、シーン1にある井戸だけは入るとミス扱いとなるようです。
・ゲームのセーブはスタート地点にある水色の渦巻き状のところで、コントローラーⅡの十字キーの上とAボタンを同時に押すとセーブできるようになっています。
ちなみに、この場所は敵の攻撃を受けても大丈夫な安全地帯となっています。
ゲームの難易度としては、若干難しいでしょうか、ライフ制でもあるので、ゲームを進行するのは比較的楽な部類だと思うのですが、難しいと思われるところもあります。
遊んでみて感じたことをまとめてみました。
①ゲーム進行に必要なアイテムなどわかっていないと少々苦労するかと思いました。
大概この手のアクションゲームをプレイしていると真っ黒な場所にキャラを入れると
ミス扱いとなることが多いので、真っ黒な位置へ入るというイメージが湧きづらいと思うんですよ。
案の定入るとミス扱いとなってしまうんですが、マップ内にある右側にある階段状のところからは入ってもミス扱いとなることがなくて、そのまま画面外へ出るように歩いていくと夜の面へと行くことができるようになっているんです。
このあたりはちょっとわかりづらいところはあるかと思いました。
その他にもゲーム進行上必要なアイテムを取ったり、敵を倒したりなどしないといけないわけですが、中にはビジュアルステージでヒントが出るときもあるので、これに関してはよく見ておく必要性はあるかと思いました。
②主人公の攻撃方法は魔力を飛ばして攻撃するようなのですが、画面内に出る数に制限があることでしょうか。
たいしたことないかと思うのですが、意外とこれが効くんですよ。
多くて4発ぐらい出るのですが、画面上から消えない限り次の魔力を飛ばすことができないんですね。
敵の移動スピードが速くて、囲まれてしまうことが多くて囲まれてしまった場合は不発になった魔力を移動とかして画面から消したりして敵を丁寧に倒していかないと一気にライフを削られることが多いんです。
囲まれないように逃げればいいじゃないか、と思いますが、意外とできないんですね。
各マップには崖などの障害となるものがあるのと、敵の習性は主人公を追っかけてくるものが多く、丁寧に倒していかないと囲まれることが多いんです。
しかも、ダメージを受けた際に無敵点滅時間というものもなく連続でダメージを受けることが多いんです。
このあたりに関しては難しいといえます。
③ラストであるシーン8の敵の猛攻が激しすぎます。。。
シーン8に出るウィスプという火の玉みたいな敵がいるのですが、これが非常に厄介な敵でして、丁寧に倒していかないと進むのが無理です。。。
しかも、このシーン8は迷路のようになっているのと通路内が狭くて戦える場所が限られてくるのでなおさら難しいです。。。。
幸いなことにウィスプは倒しても復活しないところが良かったりはするのですが、数を減らすだけでも大変です。。。
シーン8はアクションの難易度が非常に高いですね。。。
④主人公がジャンプできるので、ある程度ショートカットできるのが楽なところではあるかと思いました。
崖の幅が狭いところなどジャンプできるのでわざわざ遠回りするなどしなくて済みます。
マップによっては敵の固定されている敵がいて弾を放ってきたりと構成が複雑化しているところもあるので、ジャンプ移動で別なルートを確保できるのは優しいところかと思いました。
ゲームを総じて見ると、とっつきにくいところや不親切なところも見られますが、遊んでみると非常に面白いゲームだと実感できるゲームかと思いました。
際立って悪い点と思われるところは、ゲームのセーブの仕方でしょうか。
コントローラーⅡを使用しないとセーブできないのですが、わざわざコントローラー持ち替えるのと、まずやり方がわかっていないとゲームを保存できないというところでは非常に不親切なところだと思いました。
なぜコントローラーⅡを使用しないといけないようにしたのかは疑問でもあったのですが。。。
主人公の移動するときの動作もカクカクしていて重い感じはするのですが、これに関してはプレイしていればさほど感じることではないかと思います。
内容については各アイテムの役割がハッキリしているのと、探す楽しみ、主人公を強化していく面白さとアクションRPGのような感じでプレイできるので面白いと思います。
ところで、このメルヘンヴェールというゲームはPCからの移植らしいのですが、ファミコン版ではこの作品のみで終わっているようなんですよね。
エンディングでも第一部完という謎めいた感じになっているのですが、ファミコン版では続編らしきものもなく、非常に残念ではありました。。。
ファミコンでは人気がなかったのでしょうかね、、、パッケージイラストも可愛かった(・ω・)のとゲームも面白い内容でしたので個人的には好きだったんですけど。











