クレオパトラの魔宝
DOGから発売されたロールプレイングゲームです。
恐ろしい悪霊に憑りつかれてしまった父親を助けるために、考古学者の息子が様々な謎を解きながら冒険をする、という内容みたいです。
・ゲーム画面はアドベンチャーゲームのような画面で構成されています。
・アドベンチャーゲームに見られる、「みる」「しらべる」「はなす」などのコマンドを選択しながらゲームを進行していきます。
・町の中や、塔や神殿内などといった移動できる場所では「すすむ」というコマンドを選択することによって画面内にカーソルが表示されるので、行きたい方向へそのカーソルを指定すると別な画面へと切り替えることができるようになっています。
・別な場所へ移動したいときは「ばしょいどう」のコマンドを選択すると移動することが可能となっています。
・主人公にはレベルの概念があります。
町、砂の塔、地下神殿など一部の場所で敵と遭遇するので、戦闘で勝利すると経験値とお金を取得できるようになっています。
なお、レベルを上げるためには宿屋、またはHPを回復できる場所などを利用でするとレベルが上がるようになっています。
次のレベルに必要な経験値も確認することができます。
ゲームの難易度としては、特別難しいところはないかと思います。
遊んでみて感じたことをまとめてみました。
①主人公のレベルが低いうちは、戦う敵を選ぶ必要性は高いゲームかと思いました。
敵が出る場所では、弱い敵から強い敵といった感じでまとめて構成されているので、レベルの低いうちは戦う敵を選ぶ必要性は高いと思いました。
というのも、最初の町にいる状態ではレベル1ということなのですが、いきなり盗賊が出現して瞬殺されてしまいます。。。
新しい場所に行ってもトトやスケルトンといった、この場所では1ランク上であろう敵がいて、まともに戦ってばかりいるとその場所に常駐しにくい敵が存在していたりするんですよね。
幸いなことに、逃げるときの成功率が高めなので、これを上手く利用しならゲームを進行するのが楽だと思いました。
②レベル上げは苦労しないゲームだと思いました。
なぜなら、どれか1つのコマンドを選択したときでも敵が出現したりするので、わざわざ移動する必要性がないんですね。
手間が省けるのと、戦闘でダメージを受けた際に町にある宿屋の前や神殿内にある回復できる場所をすぐに利用できる位置で戦闘できるので物凄く楽なんです。
一応最高レベルが12になっているのですが、他のRPGと比べると最高レベルまで上げるのは簡単なほうだと思うんですね。
ただ、これに関しては一長一短かと思うのですが、間違ってコマンドを選択した場合なども戦闘になってしまうときがあるのと、連続で戦闘になるときがあるので、このあたりに関しては少々厄介なところではありました。
③ちょっと操作方法に癖があるでしょうか。
町の中などで移動する際もカーソルを指定して移動するタイプで、行きたい方向へ十字キーを入力するといった、よくある3Dダンジョンなどで見られる操作とも違うので違和感はありました。
あとは、コマンドを選択したときなどのキャンセル方法はスタートボタンを押すとキャンセルできるようになっているんですね。
ファミコンでは大概はBボタンに割り当てられているゲームが多いので、これも違和感はありました。
④アイテムの所持できる数に制限があるので、必要のない物などがあるかどうか確認しなくてはならないところでしょうか。
ゲームを進行するうえで必要なアイテムと主人公を強化するための装備品である武器、防具などもアイテム欄にストックされるので、アイテム欄を整理する必要性があったりします。
間違って売ってしまったとしても、道具屋でまた買うことは可能な物もあるわけですが、ゲームの進行状況によってはお金を貯めるのを苦労するときもあるので、このあたりはよく考えてプレイする必要性はあるかと思いました。
ゲームの進行については、現段階で行ける場所などを探していく方向性でも詰むことはないかと思います。
ただ、しらみつぶしに探すだけの主人公のレベルは上げたり、装備品を強化する必要性はあるゲームではあるかと思います。
このあたりに関しては、一般的なRPGと同じだと思います。
ところで、このゲームなのですが、やはりディスクシステムのゲームですのでディスク読み込みが気になるところなんですね。
場所を移動したりするとA面とB面を入れ替えるときが多々ありまして、このあたりに関してはあまり快適と言えるものではなかったかと思います。
ゲーム序盤では宿屋の前でレベル上げをするのですが、非力なうちはすぐに宿屋で泊まらないことにはどうにもしようもなく、毎回読み込みがあるので、これが一番辛いところではないかと思います。
そういえば、このゲームでは敵キャラクターは派手な動きではないものの、細かい動きをしたりするんですよね。
装備品なども少なく、RPGとしては少々物足りないところは感じるところがあるゲームではあるのですが、面白い謎解きなど面白い要素は多く取り入れていて、個人的には楽しめた作品の1つではありました(・ω・)













