パズルボーイズ
アトラスから発売されたパズルゲームです。
野菜くん達を操作して迷路を脱出するパズルゲームみたいです。
・ゲーム画面はトップビュー方式です。
完全な真上からの視点ではなくて、斜めから見てるような感じになっています。
・スタートボタンを押すと通常の画面である「斜め上から見るモード」とマップ全体を見渡すことができる「上から見るモード」の2つに切り替えることができます。
どちらの画面モードでもプレイが可能となっています。
・基本的なルールとしては、野菜に見立てたキャラ達を操作しながらマップ内にある障害物などを動かしたりしながら階段まで行くと、クリアとみなされるゲームとなっています。
ちなみに、制限時間や残機などといったものもなく、ゲームオーバーという概念もないようです。
そのフロアをクリアするまでにかかった時間と歩いたステップ数は表示されます。
<マップ内には「石」「くるりんドア」「穴」などの障害が設置されています。>
・石:動かすことが可能です。
1ブロック分、2ブロック分、3ブロック分、と3種類用意されています。
・くるりんドア:軸を中心に回転させることによって通過が可能です。
動かすことはできません。
・穴:主人公達はこの穴を通過することができません。
穴に落ちてもミス扱いとなることもありません。
穴に関しては、それぞれの大きさに応じた石を落とすことによって普通の床にして通過することが可能になっています。
<ゲームのモードは3種類用意されています。>
・パズルにちょうせんモードは1人用で、クラス1~4の各20フロアを攻略していく内容となっています。
各フロアの1~16フロアは自由に選んで挑戦できるようになっていますが、17~20フロアに関しては、前のフロアをクリアしないと挑戦できないようになっています。
ちなみに、各クラスは難易度になっていて、1~4の順番に難しくなっています。
「やりなおし」「とりやめ」「もどし」というコマンドが使えます。
フロアによっては複数のキャラを切り替えて攻略しないとクリアできないフロアも存在します。
キャラの切り替えはセレクトボタンで切り替え可能です。
・ひとりでトライアルモードはクラスとフロア数を設定して1つずつフロアをクリアしていきゴールを目指すというもので、ゴールした時間などで得点が決まるようになっています。
・ふたりでたいせんモードはひとりでトライアルモードを2人同時で遊ぶ2人プレイが可能なモードとなっています。
画面は上下に分割されていて、上が1P、下が2Pになっています。
得点は表示されず、どちらかが先にゴールに到達するか、というものを競うようになっています。
ゲームの難易度としては、非常に高いと思いました。
遊んでみて感じたことをまとめてみました。
①複数のキャラを切り替えないとクリアできないフロアでは、最初のうちは戸惑うかと思います。
各クラスごとによっていくつかこういうフロアが存在するのですが、複数のキャラを切り替えて石を動かしたり、ドアを回転させておいて通路を確保するなどしないとクリアできないフロアがあるんです。
こういうフロアでは、1人のキャラだけを階段のところまで行かせてしまっても他のキャラを階段のところまで行かせることができない場合は詰んでしまうんですね。
上手く全てのキャラを階段のところまで到達させないとけないところから、他のキャラの位置なども重要になってくるので難しいんです。
上のクラスになってくるとマップ内に登場する野菜キャラの数は4人まで登場するので、かなり難しくなります。
②狭い場所で石を動かしたり、回転ドアを回転させたりしないと詰むことが多いです。
穴が邪魔になっているがために通過できない、または石を動かすことができないなど弊害になっていることが多いんです。
そもそも石の存在そのものが邪魔であることがあって、石があるために回転ドアを回すことができないパターンが多いんですね。
倉庫番というパズルゲームがあるのですが、指定した場所に置かないだけで、物を動かしながら通路を確保していくスタイルは似ているものの、回転ドアの回転方向なども視野に入れておかないと階段まで到達できないことが多くて、クラスが上になるほど、無駄な行動が取れない&複雑な構造になっていてかなりの難易度になっているんです。
通常画面ではマップ全体を見渡すことができないために、度々スタートボタンで画面を切り替えたりする必要性は多くなってきます。
マップ全体を見て、どのように通路を作っていこうか、というものを考えなくてはならないです、このあたりに関しても難しいとも言えます。
③「もどす」コマンドで1手戻すことができるのが唯一の救いです。
一番上のクラスである「プロ」では、先に回転ドアを回転させてしまったり、石の置く場所が悪いと詰んでしまうことが当たり前になっていて、まさしくプロレベルのプレイを求められるんです。
マップ内の構造も複雑になってくるので、何度も最初からやり直しするのは正直辛いです。。。
キャラの歩くスピードも若干早めなこともあってか、間違って回転ドアを回転させてしまうこともあったりしてミスすることがあるんです。
この「もどす」コマンドで1手戻せることでミスした場合も、または間違っていると認識しているときでも何手か前まで戻せることができるので、何回かプレイして覚えることは可能です。
ですが、このコマンドを使用できるのは8回までとなっているようでして、何回も使えないところに関しては、甘くはないゲーム、、、ということですね。
ゲームを総じて見ると、良く出来ているゲームだと思います。
非常に難易度の高いゲームなのですが、「もどす」コマンドがあることで頑張ればなんとかなるゲームにもなっているかとは思いました。
難しいものですと、1手戻したりするとスコアが残らないなどのなんらかのペナルティーを設けているものもありますし。
それでも、十分に難しいゲームではあるのですが。。。
ですが、可愛い野菜達が主人公、そのキャラ達に合ったBGMでゲーム内の雰囲気は盛り上げているかと思います。
また、この手のパズルゲームにしては珍しいかとも思ったのですが、2人でパズルを解きながら競争できる、というものを取り入れていることもあって2人で楽しく遊ぶことができるようになっているところは好感が持てるゲームでもあったかと思いました。
難しいパズルゲーム、という感じですが、レベルそのものを選ぶことができるのと、1~16フロアまでならいつでも選んでプレイすることができるので、自分のレベルに応じたプレイができるところに関しても良く出来ているゲームだと思いました。
17~20フロアではクリアしないと挑戦できないものやプロレベルがあるクラスが用意されているなど、もちろんパズルゲームではよく見かける1つの面をクリアしていき上のクラスに挑戦してみようか、という意欲を搔き立てられるものも取り入れてあるので、このあたりに関しても良く出来ているゲームだと思いました。
パズルゲームが好きな人であればきっとハマるであろう、そんな名作ゲームの1つかな、と思ってます(・ω・)













