任天堂から発売されたアドベンチャーゲームです。
ある日、お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行ったそうです。
芝刈りに行ったお爺さんは竹を割ったところ女の子が出てきたそうで、川に洗濯に行ったお婆さんは川上からお椀が流れて来たので持ち帰ったところ、そのお椀にお湯を注いでみたら男の子が出てきたそうです。
それから8年の月日が流れたある日、お爺さんとお婆さんは鬼に襲われてしまい魂を奪い取られてしまいました。
お爺さんとお婆さんを助け出すため、女の子と男の子が冒険に旅立つ、という内容みたいです。
・このゲームでは前編ディスクと後編ディスクの2つあって、2つで1つのゲームとしています。
前編ディスクを終えると後編ディスクで継続して遊べるようになっているようです。
後編ディスクだけあっても遊ぶことはできません。
・ゲームはコマンド選択式のアドベンチャーゲームです。
・ゲームの進行状況は章ごとに区切られています。
・主人公は女の子と男の子です。
二人には名前をつけることが可能です。
なお、1章のみ、お爺さんとお婆さんの視点でコマンドを選択して物語を進めます。それ以降の章は女の子と男の子の視点で物語が進行するようになっています。
・コマンドの中には「ひとかえる」というコマンドが用意されている場面があります。
女の子の視点、または男の子の視点という感じで切り替えてコマンドを選択しながらゲームを進行するようになっています。
女の子と男の子にはそれぞれの特徴もあるので、相手と会話や道具を使用する際など切り替える必要性があるときがあります。
・「もちもの」は「わたす」というコマンドで交換したりすることもできます。
ゲームの難易度としては、高いほうだと思います。
遊んでみて感じたことをまとめてみました。
①ゲームオーバーがあるのですが、結構多いです。
アドベンチャーゲームには、ゲームオーバーがないものやゲームオーバーがあるものといくつかあると思うのですが、ゲームオーバーがあるゲームの中でもゲームオーバーになる場面が多いと思いました。
章ごとに区切られているのですが、ほとんど各章ごとにゲームオーバーが用意されていると思います。
1章ではお地蔵さんを倒したり、また、鬼がいる場面などに鬼に変装しないで入ったりなど、やってはいけないこと、無謀なことなどしてしまうとゲームオーバーになってしまうことがあったりするのですが、よく考えないとゲームオーバーになってしまうことが多かったです。
②よく考えてもゲームオーバーになってしまう、わかっていないと見つけることができないと思われるところもあって難易度は高いです。
例えば、3章にある千尋谷なのですが、ここにある「硫黄の玉」を見つけないとゲームを進めないんですよ。
「余計なことをすると落ちますよ。」というメッセージが出るのですが、そのとうりで、余計なコマンドを選択すると落ちてしまいゲームオーバーになってしまうんですね。
硫黄の玉を見つけるためには何度もゲームオーバーになって探さないと見つけることができない、というかここにあるというのがわかりづらいです。。。
あとは、7章にある幹の中にある洞窟の中なのですが、マメに蔓を回収しないといけなかったり、むやみやたらと進むとすぐにゲームオーバーになってしまったりと、初見殺し的要素が多いと思いました。
③日本にある昔話の要素も取り入れていることろもあるのですが、ちょっと頭をひねらないとゲームオーバーになるところもありました。
「かちかち山」というお話があったと思いましたが、確か狸のほうは泥の船で沈むのではなかったかと思いましたが。。。
確かそんな話だった気もするのですが、記憶違いでしょうか、、、ウサギがタバコを吸ってまして・・・。。。。。。。。。。。。。。。
④中にはボタンを押すとゲームオーバーになる仕掛けも用意されていました。
プレイヤーの心理を突いているともいえる作りで、これは上手いこと出来ていると感心しました。
ラストのほうにも面白い仕掛けが用意されているんですよね。
⑤女の子と男の子は、ゲームの進行状況によっては1人、または離れて行動することがあって、必要なアイテムを使う方へ渡さないといけず、どちらの方で使用すべきなのかというところもある程度把握しておかないといけなかったりします。
話の流れや、キャラの特性など把握すべきところはしっかりしていないといけないところもありました。
ゲームを総じて見ると、難易度は高いものの、操作面、メッセージスピード、読み込みの部分など、どれを取ってみても快適にプレイできる環境のゲームだと思いました。
特にディスクシステムのゲームですと、ディスクの読み込み、A面とB面の切り替えが頻繁にあるか、というところにおいては快適にプレイできるものかどうかという意味ではかなり違いが出てくると思うのですが、「いどう」で場所を移動した際なども読み込みがなく、別な場所に画面を切り替えたとしても読み込み無しで移動できるので、快適にプレイできるので、わからない、またはやり残している場所に何度も行くのがそれほどストレスを感じないんですね。
また、メッセージや会話、コマンドなどが表示されるところは巻物というもので出し入れしたりと、メッセージや会話が表示されるときはコマンドが表示されるほうの巻物のほうが収納されるような形で、画面全体も綺麗に収まっていて非常に見やすい画面構成だと思いました。
日本の昔話である鬼ヶ島をメインとしている内容かと思いますが、他の昔話で登場したキャラが出てきてヒントやゲームの進行になる助長をしてたりと、ユニークなところもあったのは面白かったです。
また桃太郎って流れてくるのは桃だと記憶してるんですが、このゲームではカップラーメン、、、、いやお椀が流れてくるという現代の物と融合しているというところも面白い内容でした。
一度でも見た、または聞いたであろう日本の昔話を取り入れていりので入り込みやすいので、話の流れが掴みやすいですね。
難易度は高いゲームですが、何度でも遊べる名作アドベンチャーゲームだと思ってます(・ω・)















