消えたプリンセス
イマジニアから発売されたアドベンチャーゲームです。
来日5日後に行方不明になってしまったキララ王女と五種の神器を探すべく、新米刑事小林もんたと名犬小次郎丸の捜査物語という内容みたいです。
・基本的なゲーム画面はトップビュー方式の画面で、主人公を動かしながらいろんな建物などに入ったりして捜査するというのが基本スタイルです。
・一部ゲームの進行によっては横スクロール式のアクションゲームに切り替えてゲームを進行する場面も登場します。
・お金の概念があります。
町には様々なお店が存在していたりするので使用する機会が多いです。
お金はアルバイトをしたりアクション面に落ちていたりするので取ると増えたりします。
1日ごとに捜査に必要な費用が支給されます。
ゲームの進行と共に各町にある警察署に立ち寄ると昇進試験を受けるイベントもあったりして、合格すると階級が上がり捜査費用がアップするようです。
・主人公にはライフが設定されています。
ライフは町にあるジムなどで鍛えたりすると上限がUpします。
ライフがゼロになるとゲームオーバーになります。
町などではギャングのような恰好したキャラが登場して、ピストルを放ってきます。
当たるとライフが減っていく仕様です。
地下通路には動物もいて、なぜか発砲してきます。
町にいる動物に話しかけると噛みつかれてしまいライフが激減します。
その他にも建物内に入るとなぜか殴られてしまいライフが減るといったこともあります。
ライフは12時間以上食事をしていないとおよそ6分ごとに1ゲージづつ減っていきます。
ライフを回復する手段としては飲食店で食事を取る、病院を利用、ホテルに泊まるなどで回復することが可能なようです。
・コマンドには「聞き込み」「持ち物」などのコマンドの他に「逮捕」や「こじろ~まる」といった特殊なコマンドもあります。
各町には1人以上の悪人がいて「こじろ~まる」というコマンドの中にある「捜査」というコマンドを使って怪しい人に使用すると、
「くんくん、あれっ、くさいぞ」
と喋ります。
この台詞を言った人に対して「逮捕」コマンドをすると逮捕することができます。
逮捕してから交番あるいは、警察署に行くと金一封がもらえます。
例外として、らくがき町にいる空き巣に対しては臭いを嗅ぎわけることができないようです。
また、動物と会話する際に使用することもあります。
・時間の概念があります。
昼と夜の概念があり違いがあります。
昼でもギャング風のお邪魔キャラが登場するわけですが、夜になると大幅に数が増えます。
その他に昼だと利用できない施設があるけど夜だと利用できる、夜になると利用できないなどといったことがでてきます。
また、夜になると逮捕できる犯人が登場してきたりもします。
自宅またはホテルを利用せずに夜22:00を過ぎるとその場で勝手に寝てしまいます。
時間は施設を利用すると大幅に進めることもできる施設もあります。
アルバイト、ホテル、自己鍛錬などでしょうか。
また、このゲームでは日数も表示されていて、期日内に攻略しないと捜査が打ち切りになります。
・主人公もピストルを使うことができます。
Bボタンを押すことによってピストルを使用できて、アクション面などでギャング風の敵を倒すことができます。
町でも使うことができて、なんと一般市民にも撃って倒すことができます。
撃てるからと言って一般市民ばかり攻撃してると怒られてしまい、大幅に持ち金を減らされてしまうペナルティーがあります。
・基本的なゲームの流れとしては、町で必要な情報を集めながら必要なアイテムを購入したり、ときにはダメージを受けたライフを回復したりとゲーム進行上必要なフラグを立てていくと新たな町へと行けるようになったりしてストーリーが進行するような感じです。
ゲームの難易度としては高いです。
いくつかプレイして感じたことをまとめてみました。
①マップが広いです。
各町のマップが広いのですが、入れる建物の数が豊富にあることでしょうか。
いろんなお店があって、ストーリー進行に必要な物を売っていたり、ライフを回復する食事ができるお店などいろいろあるのですが、見た目でどのお店であるか、というのが明確にわかりづらいために一度訪問するなりして自分の目で確かめる必要があるのと、建物の数が豊富にあるので、チェックしていないと忘れてしまい、何度も探すことになります。
ギャング風のお邪魔キャラも徘徊しているので、狭い場所で一般市民などで挟まれて逃げ場がない状況に追い込まれると、ライフを大幅に減らしてしまう原因ともなってしまうことが多々ありました。
②理不尽な謎解きがあって悩みます。
ヒントをくれる人が多い割には、なかなかその答えを導き出すのが難解なものもあったりしてわかりづらいです。
また、建物内にはヒントをくれる人が多いのですが、同じ様なヒントをくれる人ばかりいて無駄に多い気もしました。
どこに入っても同じ様のヒントをくれる人がいるからと言って、1つの家だけ訪問してみようかと、思ってもときおり重要なヒントをくれる人がいたりもするので、わかっていないとくまなく探す羽目になります。
別にくまなく1軒づつ訪問して探すぶんには苦にならないと思うのですが、中には訪問すると、なぜか怒られてしまい殴られてライフが減るというマイナス要素があるのは、ある意味意地悪だと思いました。
③特定の場所でアイテムを使用する場合は、ちゃんとした位置??でないと使用できないところがわかりづらいです。
例えば、猪鹿町にある大きなお墓で使用する「もち」なのですが、普通は使用する際は使用する目的の物の「正面に立つor横」にいて使用するのが一般的かと思います。お墓の下に位置した状態でお墓の黒い部分に合わせた状態で上を向いた状態で使用しないと使用できないようになっているんですよ。
(お墓の下に移動したら左に半キャラずらして上を向いて「もち」を使用。)
もちをどこで使用しようかとかわかっていたとしても、この使用方法がわかっていないと、ゲーム序盤ながらにしてここで詰むことがあるのではないか、とも思ってしまいました。
基本的に町で必要な情報を集めた状態でないと次の町へと進行できないようになっていますから。
石油をダイナマイトを使用して掘るところもわかりづらいものがあります。
④お金とライフの関係性でしょうか。
特にゲーム序盤では、お金が少ない状態なので、アルバイトをしながらとか工面していかないと大変なのと、ライフがちょくちょく減っていきますのでどのようにして回復していくかと、ということが考えさせられるところはありました。
ホテルや病院でも回復はできるのですが、時間が進んでしまいますので、なるべく安いところで食事を済ませるというのがいいのかなぁ~、とも思いました。
お金は必要なアイテムなどを購入したりするのにも使うので貯まりづらいです。
サブイベントでもある犯人を確保したりするものや自由の女神のイベントなどあるのは面白いと思いました。
⑤でぃすくという存在でしょうか。
ゲームを保存する方法として「でぃすく」というものを使用することによって保存できます。
使用した場合は無くなってしまいます。
おもちゃ屋やでぃすく屋で売っていたりするんですが、ゲームを保存するために購入しないといけなかったりします。
お金を必要とするので、特にゲーム序盤ではゲームをどこで中断しようか、ということも考えなくてはならないのと、常に何個かストックしておく必要性があるのはシビアだと思いました。
⑥建物が多く、狭い通路など多くて複雑な町の構造になっているのですが、町の人の存在がそれほど邪魔なものだと思うことが少ないです。
これは他のRPGなどで町の画面がトップビュー画面のゲームで感じることが多いのですが、狭い場所に入ったときに町の人が蓋をした状況になってしまい出られない、または出るまでに時間がかかるなどして非常にストレスが溜まる場面に遭遇することが多いんです。
「なんで、こんなところに一緒に入ってくるんだよ~。。。」
と、半分発狂気味になるときも多々ありましたが、町の人が多くて狭い通路が多いとこういうことになることが多いんです。
ですが、このゲームでは、画面をスクロールして町の人を画面外から出すようにしてあげると消えます。
ギャング風のお邪魔キャラもこのようにして消してあげることができるので、案外移動に関してはストレスが溜まりにくいとも思いました。
ですが、ときには急にギャング風のお邪魔キャラが登場してきて町の人が狭い通路に入り込んで来たときなどは、逃げ場がないためにライフを減らしてしまうこともあります。
ゲームを総じて見ると、謎解きに関しては理不尽な謎解きもあって難解なゲームだとは思います。
ですが、ゲーム内には自己鍛錬に励んでみたり、階級を上げてみたり、アルバイトをしてみたりと面白い要素は取り入れているとは思います。
相棒でもある犬の小次郎がいることで、捜査中での楽しみの1つがあるのも良かったです。
あえて付け加えて言うと、主人公もんたと犬の小次郎とのやり取りなどたくさんあったらもっと良かったかなぁ~、とも思いました。









