亀の恩返し ウラシマ伝説
ハドソンから発売されたアクションゲームです。
機種:ファミコン
浦島太郎の子孫であるケン ウラシマはある日、亀をいじめている化けガニを超能力で倒して亀を助けたところ、竜宮王国に連れて行かれました。
「機獣帝国に占領されてしまいオトヒメ様が捕らわれました。カメカメ。」とのこと。
バトルスーツを着たウラシマはオトヒメ様達を助けるために戦う、という内容みたいです。
・ゲームはアクションパートとシューティングパートに分かれます。
<ゲームの流れ的なものをまとめてみました。>
①屋外にあるアクションパートでヒトデスターという物を見つけると機械城の中に入ることができるので、中に入ると場面が城の中に切り替わります。
城の中ではステージ間にシューティングパートが設けてあります。
②シューティングパートでは乗り物に乗って移動することになります。
ある程度進めると扉が上と下に2つ用意されていて、どちらかはループしてしまい、どちらかは正解ルートで次の場面に行けるようになっています。
③シューティングパートが終わるとまた城の中に戻るようになっていて、ボスがいる扉を見つけて中に入るとボスがいて、倒すと1人のお姫様を助けることができます。
④これを別な島でも同じようなことをするために、別な島へ移動する手段として、また乗り物に乗って移動するシューティングパートが始まります。
⑤このシューティングパートではある程度進めると高速にスクロールするようになっています。
これを超えると最後にはボスが存在するという内容です。
⑥ボスを倒すと別な島に到着するので、これで1まとめという感じで、また屋外探索、城の中クリア、という繰り返しの内容となっています。
<ステージは各エリアごとに区分されていて全部で12エリアあります。>
・エリア1、3、5、7、9:屋外&城の中(アクション&シューティング)
・エリア2、4、6、8、10:別な島へ移動(シューティング)
・エリア11:屋外(アクション)
・エリア12:城の中(アクション&シューティング)
・アクションパート、シューティングパート共にサイドビュー方式です。
・また、アクション&シューティング共にライフ制の残機制です。
ライフ制ですが水の中に落ちても大丈夫のようですが、穴に落ちると一撃で死にます。
シューティングパートの場合、壁などの障害物に挟まってもライフが減るだけで、一撃で死ぬというペナルティーはありません。
・アクションパートでは、BALLというものはお金と同じ役割を果たしていて、集めることによって主人公の武器やスペシャルアイテムといったものを交換したり、ライフを回復したりすることもできます。
・武器は1段階のみパワーアップさせることも可能です。
・スペシャルアイテムは3回ダメージを受けると効果がなくなります。
・主人公は頭上にも攻撃することができます。
・十字キーの上を押しながらジャンプすると通常のジャンプよりも高くジャンプすることができます。
・シューティングパートでも自機のスピードを上げたり、ショットがパワーアップするアイテムなどあります。
ショットは乗り物によって違いがあるようです。
ゲームの難易度としては頑張ればクリアできる、というレベル帯だと思います。
特別難しくもなく、かといって優しいものではないというところでしょうか。
敵の出現など激しい地帯などもあったりはするのですが、やはりライフ制ということもあって、ある程度緩和されているところはあります。
特にシューティングパートでライフ制というものの有難味を感じました。
なにせ、高速にスクロールするシーンがあるので、障害物に挟まったり、敵に接触する機会も多くなるので、ライフ制であることによってボスまで到達しやすいというのもあります。
ただ、死んだ場合はそのエリアの最初からというのと、武器など所持していたりパワーアップした状態のものが初期状態に戻されてしまうので、武器など購入するためにBALL集めをしないといけないこともあるのは仕方がないところでしょうか。
所持している武器などによってゲームの進行具合がスムーズにいくかどうか、というところなので、ある程度武器に頼るところはあるかと思います。
このBALLというのがこのゲームの肝となる部分でもあるかとは思ってますが、それに対応したBALL集めができる手段として、「ホゲホゲヘディング」や「100個入っている宝箱当てゲーム」などのBALLを増やすミニゲームが用意されているあたりは親切だと思いました。
道中には「コノゲームヲ ドウオモイマスカ?」「ワタシノコト ドウオモイマスカ?」と聞いてくることもあったりするのは面白かったですね(・ω・)。
あと、BALLをあげればヒントをくれるロボットなども用意されているのでスムーズにゲームを進めることができるようになっていますね。
特にエリア12の最後の場所にいるヒントをくれるロボットは重要なヒントをくれます。
各ボスはシューティングゲームのような感じで戦うことになるのですが、あまり手強いとは思えなかったです。
使用する武器によっては安全地帯を確保できるものもいたりするのと、難しい動作や弾を発射してこないので難しくはないとは思います。
ボスに入る前にライフを回復してもらえるというサービスまであるので優しいです。
ですが、このゲーム最大の敵は処理落ちでしょうか。。。
というのもラスボスでそれを凄く感じるかと思うのですが、処理落ちしてボスの弾が点滅して見えないんですよ(-ω-;)。。。
ラスボスはある一定のダメージを与えると変化するのですが、第2段階の状態の場合での弾発射が見えないんですね。
3方向に3発同時撃ちしているのですが、こちらも弾を発射すると弾が見えないというオチ・・・(-ω-;)。。。
ときたま見えるときがあるものの、やはり見えないものを避けるというのは困難なので、武器をタコボールにして安全地帯から攻撃というやり方しか思いつかないんですよね。
ようやくラスボスを倒しても最後の仕事としてゴルーザ城を破壊するためにビッグヒトデスターを20発撃ちこむという3D視点シューティングゲームが始まるんですね。
この3Dシューティングゲームが曲者でして、自機を上に移動したときに的となるカーソルが下に移動するんですよ。
また、自機のあたり判定が大きくて避けたつもりが結構敵弾に当たるんですよね(-ω-;)。。。
しかも移動しながら撃った場合、的となるカーソルの位置にビッグヒトデスターが行ってないんです。
実はあまり難しく考える必要はなく、右に行ったら左へ動く途中でビッグヒトデスターをゴルーザ城の中心に撃ち込めばいいだけで、左に行ったときは逆のパターンで攻撃すればいいので、あとはその繰り返しをすればいいだけでして、実際はそこまで難しくはないものの、そこに気が付くかどうか、というところなのかと思うのですが、何回かプレイしないと気が付きにくいというところに難しさを感じました。
いくつか難しいところもあるとは思うのですが、コンティニューができるのと、「ヤメル」を選択した場合、パスワードが表示されて再開できるあたりは親切だと思いました。
ですが、シューティングもしくはアクションどちらかが苦手な場合、クリアするまで大変だとも思いました。
このあたりは敷居は高いとも言えるかもしれません。
いろんな意味で思入れも深いソフトなのですが、キャラクターが可愛いかったり、BGM♪が印象に残るもので個人的には結構好きなソフトだったりします。
毎回各島にいるお姫様を助ける度に謎の踊りを見せられるのは耐え難いものはありましたが、ストーリー内容などしっかりしていて面白いです(・ω・)。
さらに、浦島太郎を知っているとエンディングの選択場面で悩むことでしょうが、これも最後を締めくくる意味でも面白かった1つの要因だと思いました。









