磁界少年メット・マグ
DOGから発売されたアクションパズルゲームです。
科学の実験中に電磁界に迷い込んだマグ、そのマグを探すために自ら電磁界に飛び込んだメグ、元の世界へと戻るために様々な部屋を攻略していく、という内容みたいです。
・少年マグ、少女メグのどちらかを操作しながら進めるアクションパズルゲームみたいです。
タイトル画面でセレクトボタンを押すことによってどちらでプレイするか選ぶことができます。
・マグとメグのどちらかを選択したときは、アイテムなどのグラフィックなど変化するようです。
・基本的なルールとして、マップ内にはチップと呼ばれる丸いものが置いてあって、これを全て集めると出口が開き、出口に入るとクリアとみなされるゲームとなっています。
・操作できる主人公には磁力というものが設定されています。
S極が赤色で、N極が青色で表示されます。
・チップは3種類あって、赤色、青色、黄色があります。
赤色を取ると主人公がS極である赤色に変化します。
(既に赤色の場合は変化はしません。)
青色を取ると主人公がN極である青色に変化します。
(既に青色のときは変化しません。)
黄色を取ると赤色の場合は青色に変化、青色の場合は赤色に変化します。
・矢印の書かれたブロックが存在します。
ブロックにも極性があって、主人公とブロックが同じ色であれば反発、違う色であればくっつくという特徴があります。
また、ジャンプ力にも影響を及ぼすのですが、通常のジャンプではブロック1個ぶんしか飛べないのですが、主人公とブロックが同じ色であるときに下のブロックの数に応じて高くジャンプできるようになっています。
・マグネタイトという石が置かれてある面もあります。
メグを選んだときはヒロユキという物になるようです。
この石にも極性があって、主人公の色によって動かし方に違いがあります。
主人公と同じ色であれば反発するようにして離れていき、違う色であればくっつくという動作をします。
マグネタイトは通常のジャンプでは届かないところに置いたりするために使うことが多いです。
・タラッパー、転送機などもあります。
これもメグを選んだときはタラップ、魔法の鏡となるようです。
タラッパは矢印の方向へ動き、乗ることができます。
転送機は茶色い方からもう一方の方へワープするようになっています。
一方通行になっていて、スイッチがある場合はスイッチを押して転送先を変更することが可能となっています。
タラッパ、転送機は面によってはない面もあります。
・敵がいる面もあります。
基本的に敵に接触してもミス扱いとなることはないです。
ただし、敵に接触したり攻撃を受けたりすると画面上部にあるPOINTという数値が減ります。
POINTは特にゼロになったとしても問題はないようです。
クリアしたときの得点として加算されるようです。
・アイテムが置かれている面もあります。
得点が加算されたり、1upしたりと効果は様々です。
これもマグとメグを選んだときには、グラフィックや名称が変わるようです。
・一定数のステージ間にボーナスステージが用意されています。
・マグネタイトに挟まってしまったりなど身動きできないような状況のときは詰みとなってしまいます。
十字キーの下を押しながらセレクトボタンを押すと自爆できます。
残機は減りますがその面を最初からやり直すことができます。
・スタートボタンを押すことによって、ステージ全体をスクロールして見ることが可能です。
・ステージが始まる前に表示される「END」を選択することによって、進行した状態をいつでもセーブができるようになっています。
全ての残機がなくなったときはゲームオーバーになってしまうので重要です。
ゲームの難易度としては、非常に高いと思いました。
遊んでみて感じたことをまとめてみました。
①残機数は増えるほうです。
スコアを獲得するとクリアしたときに残機数が増えるようでして、自爆コマンドで残機数を減らさなければ、どんどん残機数が増えていきます。
ステージによっては、ファミコンやコントローラーといった残機数アップのアイテムもあるところもあるので、残機数を増やす、という意味においては簡単にできます。
というか、これをしておかないと後半の面ではシビアな面が多いので、全然違います。
②一応、基本的なテクニックとして覚えておかないとクリアできないものもあります。
<マグネタイトを縦に2個積んだ状態のままずらしたりする。>
・1個のマグネタイトの上に乗っても届かない高さのところで使用します。
やり方は、同系色のマグネタイトじゃないとダメなのですが、上から落としたりして縦に2個積んだ状態でジャンプ→着地→ジャンプを繰り返しながら横に移動していきます。
ジャンプと着地の順番はどちらでもいいのですが、ブロックをちゃんと見ながら移動して行かないと、ブロックがずれたときに上に積んでいるブロックが落ちてしまい失敗となります。
失敗したときはやり直すことが不可能なので詰みとなります。
<タラッパーを利用してマグネタイトを移動させる。>
・結構これは使います。
タラッパーはリフトのような物で乗ったりして移動することが可能なのですが、マグネタイトを乗せて目的の位置まで移動させたりもします。
うっかり落としてしまうと詰んでしまうことが多いので、慎重にやらないといけないのと、タラッパーからずれているとタラッパーが上下に移動しなかったりなどします。
<ちょこっとマグネタイトをずらして、そのブロックを足場にして上に上がる。>
・1ブロックぶんのところに主人公キャラを置くと、わずかながらスペースがあります。
マグネタイトを動かした際にそのわずかなスペースぶんのところにずらすことが可能でして、ずらしたところを足場にして上に上がる方法です。
違う極性でマグネタイトと密接している状態のほうがやりやすいですが、ときには同じ極性で反発しているときもしないといけないところもあります。
基本的なテクニックで使う局面は多いかと思います。
これも、場所によっては詰んでしまうことがあります。
③知っておかないと攻略が困難なものもあります。
<チップの周囲にはスペースがあります。>
・赤色、青色、黄色のチップは1ブロックぶんの中央に置かれてあって、その周囲はスペースになっています。
どうしても進路上にあるけど、取ってしまうと都合が悪くなるときなどジャンプなどして飛び越えたりしてやり過ごすことが多いです。
狭い足場の上などこれを利用することは多いかと思います。
<矢印ブロックには隙間があります。>
・矢印ブロックから落ちるギリギリの部分は極性の影響を受けないようです。
これも知っていないとクリアできないところは多いかと思います。
<矢印ブロックが天井にあるところでは、くっつくことによって移動することもできたりします。>
・ところどころこういう場面は多いです。
逆にくっつくことによって困ることもありますので、極性をよく考えなくてはならないです。
99面ではこれを利用しないとクリアできません。
<敵の攻撃を受けて、または敵に接触して1つ高い位置へ移動する。>
・少々強引なやり方ですが、敵の攻撃を受けたりするとノックバックによって1つ上に上がることが可能なようです。
また、アイアンバーガーという敵は近づくと電磁波というものを飛ばしてくるのですが、これの上に乗って届かないところへジャンプして移動することも可能です。
100面はこれを利用しないとクリアできません。
<敵の上に乗ることが可能です。>
・敵の上に乗って移動したりジャンプ移動することが可能です。
敵の上にマグネタイトを落として移動させることはできないようです。
96面はこの方法を使わないとクリアできないかと思われます。
落とすタイミングがシビアで、失敗した時点で詰んでしまうので難しかったです。。。
<クラブという敵はマグネタイトを押せるところまで移動させると動かなくなります。>
・クラブという敵は壁にぶつかると戻ってきて、左右を移動する習性を持っています。
正確に言うと、止まるというかマグネタイトが邪魔をしていて壁にぶつかれない為に
いつまでもその方向を歩いている、と言った表現のほうが正しいかとも思いました。
意外とこの習性を知っていないとクリアできない面もありました。
100面では下で移動されているとマグネタイトを縦に2個積んだ状態のまま移動させることができない為に、動きを封じるために使ってクリアしました。
④後半の面が難しいです。。。
50面を超えたあたりからでしょうか、詰んでしまうところがいくつか用意されていて難易度が高くなっていきます。
スタート地点のすぐ近くにチップがあるからといってすぐに取ってしまうと詰んでしまったりと、ステージ全体をよく見たうえでチップを取っていかないといけない面が多くなってきます。
特に75面を超えたあたりからはアクション要素もシビアなものもが多くなってきて更に難しいです。。。
77面ではスタートしたと同時にいきなり赤3個、青2個のマグネタイトが落下してくるので驚きますが、これにすぐに対応しないとクリアできないようになっているんですね。
また、97面では少しでも無駄な動作などしてしまうと上にあるタラッパーの上に乗ってあるマグネタイトが落下してしまい出口を塞いでしまうという、ボーナスステージ以上に繊細なコントローラー捌きとパズル的解き方を求められる、かなりハードなステージとなっているところに、かなりの難易度を感じました。
ゲーム全体を見ると、非常に良く出来ているゲームだと思いました。
ディスクシステムのゲームに見られる読み込みに関しては特に気にならないかと思います。
終盤の面の難易度はあまりにも高くて、アクションゲームがある程度できないと無理ではないかと、という感じでパズル要素とアクションゲーム両方が詰まっている感じですが、個人的には楽しめました。
磁石に見立てた内容で、解き方も飽きないようになっています。
敵キャラクターやアイテムなどもユニークなものが豊富で、これについても良かったと思いました(・ω・)













