地底大陸オルドーラ
サンソフトから発売された教育ソフトです。
ゲームをしながら頭を鍛えようという、知能ゲームシリーズの第3弾みたいです。
地底大陸オルドーラでは算数ー少数編となっているようです。
A面とB面で内容が異なっています。
A面では地底大陸オルドーラが入っています。
B面ではステップドリルが入っています。
[地底大陸オルドーラ]
・ゲーム画面は横スクロール型のアクションゲームとなっています。
・残機制でライフがなく、敵に接触した場合や穴に落ちるとミス扱いとなります。
・主人公は爆弾を投げることができます。
爆弾は敵に当てて倒したり、隠れた扉やアイテムを出現させることができます。
ただし、コウモリには爆弾を当てても倒すことができません。
・オニに爆弾を当てると、問題が出題されます。
正解するとオニが消えて倒したことになります。
正解した場合は、画面上部にある「せいかいしたすう」の数字が加算されます。
ミスした場合は「せいかいしたすう」はゼロに戻ります。
(タマに消えないときがあります。そのときは再び爆弾を当てると倒すことができます。問題は正解したことにはなっています。)
・各エリアの最後には扉があって、「せいかいしたすう」の表示が3以上になったときに扉に爆弾を当てると開くようになっています。
入ると次のエリアへと行けます。
・敵は踏み潰して倒すこともできます。
(コウモリ、オニは倒せないようです。)
・主人公はしゃがむことができます。
しゃがんだまま移動することや、しゃがんだままジャンプすることもできます。
攻略に欠かせないアクションの1つとなっています。
・基本的にこのオルドーラでは、10個のエリアを1つの大陸としているようでして、最後の10個目のエリアの扉に入ると海を渡るようなシーンとなるのですが、必要なアイテムを3つ所持していないと次の大陸へと渡ることができないようになっています。
3つのアイテムとは「ゴムボート」「オール」「食糧」の3つです。
各エリア内のどこかにこの3つのアイテムが隠されていて、爆弾を当てて探索しながら進めるアクションゲームとなっています。
全部で31エリアで、最後の31エリア目はラスボスが登場するようです。
ちなみに、27エリアは2つあります。
[ステップドリル]
純粋に計算問題だけを解いていく内容です。
制限時間があります。
1回だけなら間違えても大丈夫です。
各ステップごとに5問づつ出題されるようでして、正解していくと次のステップに進行する内容になってます。
ステップが上がると出題される問題の難易度も上がっていきます。
地底大陸オルドーラではヨーロッパの主な都市を通過していく内容になっているようです。
地底大陸オルドーラに関してなのですが、アディアンの杖、スーパーボーイアランの前のシリーズと難易度を比較した場合、一番難しいと思いました。
遊んでみて感じたことをまとめてみました。
①クリアに必要な隠しアイテムを発見しないと先に進むことができないため、探索が中心になるところが面倒なところと覚えゲー要素が強いとも思いました。
隠しアイテムの位置はどこにあるのかヒントがないために、くまなく爆弾を当てて探さないといけなかったりします。
残機が全部なくなってゲームオーバーになったときにセーブして、そのエリアからまたプレイすることもできるので、このあたりはわりかし優しいのではないか、とも思いました。
②主人公の武器が爆弾であるために、目標となる敵などに当てるのが若干慣れなど必要かと思いました。
爆弾は基本的に壁に当たったときは跳ね返り、下に落ちたときには爆発するという感じです。
隠しアイテムなどを出現させるときは、爆発したときに判定があって出現するようになっているので、どこから投げたほうがいいのかとか、ときには壁を利用して爆発させるなど考えないといけない場面が多いです。
③ジャンプアクションに多少の癖があります。
主人公をジャンプさせた後、または高い場所から落下させた後の制御があまりできないところが難しいと思いました。
ジャンプアクションを必要とするエリアがあるだけに、これが一番辛いところではないでしょうか。。。
④手の足場のエリアが難しいです。
ジャンプアクションで苦労するエリアがありまして、エリア8、14、17、22、27の足場が手になっているエリアはかなり苦労します。
というのも、手の足場同士が離れていて、ジャンプで移動することがメインとなっているんですよ。
このエリアでは、問題のノルマがないので、オニも出現しないので楽なのかと思いきや、連続ジャンプ地帯もあるエリアもあるので難関エリアとなっています。
しかも、後半地帯のエリア22、27は次のエリアに行ける扉までの距離も長く、手の足場地帯を連続でジャンプで超えなくてならないので、なかなかの難しいエリアです。
しかも、蛇やトカゲなどの敵は穴にいるのにも関わらず消えなくて、手の足場の上に乗ってくるので、かなり厄介です。
爆弾を当てて倒すことも困難なので、基本としては手の足場に蛇などが乗ってきた瞬間に踏み潰すしかないです。
しかも、倒せないコウモリがうろついていますので、かなり拍車をかけています。
②で述べたジャンプアクションの癖はこの手の足場エリアで苦戦するのですが、手の足場が高いところから低いところに降りるときに苦労するんです。
主人公の位置やジャンプボタンで調整するなどしないと落下することが多くなって大変です。
⑤ラスボスにやられたときは、クリアに必要なアイテムを持っていた場合全てなくなると同時に、エリア27へ強制送還されるところが痛いところではないでしょうか。。。
この仕様はさすがに酷いと思いました。。。
ラスボスに挑む前にはセーブしていないと、またアイテム集めをしなくてならないです。。。
ラスボスには絶対的な安全地帯、というか安全に倒せる方法があるので、これを知らないとまずやられます。。。
実は動かなければラスボスもその場でジャンプするだけで横移動はしないので、初期位置から動かないで爆弾を当てていれば安全に倒すことができます。
ゲームとして見ると、アイテム探しは面倒なところはありますが、セーブもできますし、じっくりとプレイして行けばなんとかなるゲームでもないかと思いました。
ですが、教育的ソフトな位置づけなのに、ゲームはコテコテのアクションゲームで難易度が高いので、苦手な人はゲームそのものをクリアできないとも思いました。
問題に関しては少数がメインで、単位など変換させる問題なども出てきますが、ヒントをじっくりと見ることができますし、出題中は制限時間もないようなのでわりかし楽に解けるようにできています。
アトランチスの謎と比較するとステージ数も少なく、理不尽な扉の出現方法などないのですが、あまりにも似ていると思いました。
難易度的にはこちらのほうが緩いですが、後半エリアでは難易度も高くなってくるので、問題を解くのが面倒になってくるんです。
アイテム探しもしなくてはならないので、なおさらなんですよね。
「ゲームに夢中になったら頭が良くなっちゃった」が肩書のゲームシリーズでもありましたが、ゲームの腕前も鍛えることができて一石二鳥ではないか、とも思ったりもしました(・ω・)。
個人的にはわりと楽しめたゲームでもありましたが、アクションが苦手な人にとってはハードルが高いのかとも感じました。
知能ゲームシリーズも第3弾ということで、シリーズが進むにつれて、ゲームの難易度も高くなっていってしまいましたね。。。
ところで、コマンド選択式のアドベンチャータイプとか、図形物とかいつか出るのかとか期待してたのですが、このシリーズはこれで終わってしまったのは、なんだか寂しい気はしました。











